緊迫する南シナ海情勢=中国とベトナム、フィリピンが対立―米紙

Record China    2011年6月11日(土) 11時4分

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10日、スプラトリー諸島問題をめぐり、中越関係が緊迫している。ベトナムは石油探査船が中国船の妨害にあったと発表、対立姿勢を強めている。写真は中国の巡視船。

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2011年6月10日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、スプラトリー諸島(南沙諸島)問題をめぐり、中越関係が緊迫している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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ベトナムは5月末、石油探査船のケーブルが中国の監視船に切断されたと発表した。6月9日、今度は中国監視船2隻に護衛された中国漁船が別の探査船のケーブルを切断したと発表した。また、フィリピン政府も3月に石油探査船が中国船から妨害を受けたと発表。スプラトリー諸島をめぐる情勢は一気に緊迫の度合いを強めている。

中国は「スプラトリー諸島の主権を中国が有していることは明らかな事実」との主張を繰り返すが、ベトナムもグエン・タン・ズン首相がベトナム領であるとの声明を改めて発表。中越は真っ向から対立している。ベトナムは南シナ海での実弾演習を発表。また、キロ級潜水艦6隻の購入契約をロシアと交わしたという。(翻訳・編集/KT)

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