出稼ぎ労働者による暴動は収束へ、地元民は当局の「死者ゼロ」に疑問―広東省増城市

Record China    2011年6月15日(水) 23時30分

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14日、広東省増城市で妊婦が治安要員に暴力を振るわれたことに端を発した暴動は収束に向かっている。だが、当局は依然として厳戒態勢を敷いたままだ。写真は09年8月、北京市の街頭で対面する露天商と治安要員。

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2011年6月14日、広東省増城市で妊婦が治安要員に暴力を振るわれたことに端を発した暴動は収束に向かっている。だが、当局は依然として厳戒態勢を敷いたままだ。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカが伝えた。

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目撃者によると、暴動が起きた新塘鎮大敦村では主要道路に大量の警察官が立ち、一部道路は封鎖された。東莞市在住のブロガー、師北宸(シー・ベイチェン)氏は最近の新塘の様子について、「暴動が起きた広場は警察が封鎖し、数十人の警察官が治安隊の向かいに座っている。それ以外は特に変わった様子はない。店も平常営業しており、みな普通の生活をしている」と紹介している。

表面上は平静を取り戻したかのように見えるが、厳しい警備体制は続いている。大敦村の紡績工場で働く女性工員は「消防署の前に武装警察と消防隊員が100人以上、農業銀行の入り口にも数十人の警察官、派出所の前にもこん棒と盾を持った警察官がいた。交通規制も敷かれ、道路は片側一車線しか通行が許されていない」と話した。

また、当局は13日晩に夜間外出禁止令を発令。主要道路を大勢の警察官がパトロールするようになった。このほか、暴動での死者について、当局は「ゼロ」と発表しているが、地元では死者は3人との情報も飛び交っている。大敦村の女性工員は「多くの人が、死者がいないのに暴動がこれほどの規模になるわけがないと思っている」と話し、当局の言い分に疑問を呈した。(翻訳・編集/NN)

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