2011年6月28日、環球時報によれば、大学の国際的な知名度や影響力を高めることを目的に、韓国の多くの大学が「奨学金」の名目で留学生の学費減免を実施しており、韓国国内で議論の的になっている。

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韓国の朝鮮日報紙は27日、留学生の学費が大幅に優遇されているのに対し、韓国の現地学生は高い学費を支払わなければならないことに「不公平感を感じている」と報じた。同紙が韓国国内の大学を調べたところ、一部の大学で留学生に対し、大学学部生は35％、大学院の修士課程で50％もの学費減免がおこなわれていることがわかったという。

例えば、韓国でこうした学費の優遇措置を受けた中国人留学生と比べると、韓国人学生が中国に留学した場合にはその5倍もの学費を支払わなければならないことも、不公平感を助長する一因となっている。韓国教育科学技術部もこうした状況に対し「問題がある」との認識を示し、改善するよう指示を出しているという。

なお、教育科学技術部の統計では、2010年4月末までの時点で、韓国に留学している外国人学生は約8万人。その7割が中国人留学生で占められている。（翻訳・編集/岡田）