中台間の障壁、未だ取り払われず=平和ムードの陰で続く軍拡競争―香港紙

Record China    2011年6月29日(水) 14時2分

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中国と台湾の関係は近年まれに見る平和ムードに包まれているが、香港の太陽報は25日付で「中台間の軍拡競争は当面止まらない」との記事を掲載した。写真は実弾訓練の様子。

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2011年6月28日、中国紙・参考消息(電子版)によれば、中国と台湾の関係は近年まれに見る平和ムードに包まれているが、香港の太陽報は25日付で「中台間の軍拡競争は当面止まらない」との記事を掲載した。

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台湾が長年欲している米F-16戦闘機。中国政府が台湾への売却に絶えず抗議しており、これに配慮した米国政府は、台湾前総統・陳水扁政権時代から現政権に至るまで、大規模な武器売却の動きを見せなかった。また、中台間の関係も好転に向かっている。

しかし、空母の建造を進める中国は台湾にとって軍事的脅威を増す存在。台湾でもこれに対抗する動きが出ている。馬英九(マー・インジウ)総統は米国からF-16C/D戦闘機などの兵器購入を取り決めた。また、米国はAH-64アパッチ戦闘ヘリ30機の貸与を決めており、2013年までに引き渡す予定となっている。アパッチは重装備、重装甲から「空飛ぶ戦車」とも呼ばれ、対地戦闘力がきわめて高い。

中国で行われた中台の軍人交流行事で、台湾軍元将官が「台湾の国軍も、共産党軍も、ともに同じ中国の軍隊だ」と発言し、大きな反響を呼んだが、中台間の真の融和は政治的にまだまだ先になりそうだ。(翻訳・編集/岡田)

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