中国の空母建造は単なる資源の無駄遣い―米メディア

Record China    2011年7月1日(金) 6時10分

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27日、米軍事サイトは、中国の空母建造は資源の無駄だと論じた。米国に艦隊対艦隊という実践機会を与えるだけで実用的な価値はあまりないというもの。写真は中国海軍の北海艦隊。

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2011年6月27日、米軍事サイト・ミリタリーエアロスペースは、中国の空母建造は資源の無駄だと論じた。米国に艦隊対艦隊という実践機会を与えるだけで実用的な価値はあまりないというもの。29日付で環球網が伝えた。以下はその内容。

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米国が戦争で大型軍艦を攻撃の目標にするようになってから20数年が経った。それは、70年代から80年代にかけ、旧ソ連が空母など大型戦艦を次々と建造したことによる。そして、中国は長年の空母保有の夢を達成するため、旧ソ連から空母「ワリヤーグ」を購入したが、これと同時に「台頭する世界の大国は外洋海軍を持つべき」という考え方まで受け継いだ。

旧ソ連は外洋海軍を建設する過程で大量の資源を浪費し、実際には政治や軍事とは全く関係ない海軍力の建設に明け暮れた。旧ソ連と同じように中国もまた大陸国家である。経済力がどんなに成長しても、中国政府は作戦面で効果的な陸・空軍力と外洋海軍を建造する資源は備えていない。

中国海軍が作戦面で効果的な空母打撃集団を持つためには、360度の全周防衛体制や対潜水艦能力、洋上補給、海空協力能力を強化せざるを得ない状況だ。だが、彼らにはイージス艦やE−2D早期警戒機、C−2輸送機や「ロサンゼルス級」の攻撃潜水艦があるだろうか?

実は米国は、中国の外洋海軍建造に対する努力を歓迎すべきではないか。敵の艦隊と交戦して相手を叩き潰すことに関し、米国は70年もの経験がある。それを考えれば、中国の空母は単なる「大きな太った目標」と言っても良いだろう。(翻訳・編集/NN)

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