<在日中国人のブログ>中国の情報を知りたい時、日本のメディアが頼りになる皮肉=江沢民逝去報道で

Record China    2011年7月7日(木) 13時4分

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7日、一部海外メディアは、中国の江沢民前国家主席が6日夕、北京市の病院で死去と報じた。写真は93年6月撮影。

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海外に身を置いている時、母国の情報を知るためのベストの情報源は、母国の通信社やマスメディアです。それは当然のことでしょう。普通の人なら、誰でもそう判断することと思います。しかし、現在の事態においては、そのような考えも通用しなくなっている。

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今月1日に行われた中国共産党創立90周年の祝賀式典に、江沢民前国家主席が欠席した。これを受けて、民間では同氏の重病説がさかんに流れた。私も一中国人として、彼の健康状況に大きな関心を持った。さらに5日の夜からは、中国の各ソーシャルメディア(ツイッターに類するサービス)で死亡説が流れ始めた。私はすぐに中国の通信社や共産党機関紙、国営放送局などの媒体を頻繁に確認したが、そのような報道は一切見られなかった。

そして7日午前。日本を含めた海外メディアは続々と「江沢民氏死去」のニュースを流していた。面白いのは、日本のある一社だけがその情報元を「日中関係筋」としており、他のメディアは基本的に香港メディアの報道を引用する形になっている。そこで、香港の関連報道を確認したが、いずれも情報の入手先に関して信ぴょう性が薄い印象だった。

情報が錯綜している中、在日中国人の1人として非常に困っている。一体どこの情報を信じればいいのか、分からなくなったのだ。母国である中国の情報を知るために、なぜ外国のメディアを頼りにしなければならないのか?自国のメディアを信じていたかったと、心から思う。(作者/LEE)

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