「欧米の次なる標的はレアアース」、WTOの違反判定受け―中国紙

Record China    2011年7月8日(金) 7時56分

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6日、中国紙は、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会が、中国が9種類の鉱物資源について輸出規制を行っていることに対し、WTO協定に違反するとの判定を下したことを受け、「欧米の次なる標的はレアアースだ」と報じた。写真は江西省のレアアース採掘場。

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2011年7月6日、中国紙・経済参考報は、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会が、中国が9種類の鉱物資源について輸出規制を行っていることに対し、WTO協定に違反するとの判定を下したことを受け、「欧米の次なる標的はレアアースだ」と報じた。

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紛争は米国や欧州連合(EU)、メキシコが2009年に訴えていたもの。輸出規制が違反とされた鉱物資源はボーキサイト、コークス、ホタル石、マグネシウム、マンガン、シリコン・カーバイド、シリコン、黄リン、亜鉛の9種類。中国側はこうした規制は国内の資源保護が目的だと主張していたが、WTOはこれを証明する証拠がないことを理由に主張を退けた。

記事は「今回の判定は中国の原材料輸出政策にとって大きな試練」と指摘。業界内では欧米のこうした「石を投げて反応を見るやり方」に強い反発が出ているほか、WTOを味方につけたことにより、レアアースを次なる標的にしてくるかもしれないとの懸念が広がっているという。(翻訳・編集/NN)

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