中国からの個人旅行解禁、台湾人の本音は?―中国メディア

Record China    2011年7月13日(水) 10時43分

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11日、中国人観光客が大きなビジネスチャンスを生んでいるが、突然多数の観光客が押し寄せることで不安の声も生まれている。台湾人の本音はどのようなものだろうか。写真は北京で行われた個人観光客の出発式。

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2011年7月11日付の海峡導報によると、6月28日、中国から台湾への個人旅行客の第一陣が出発し、7月中旬には個人旅行の形式が常態化する。3年前に解禁した中国人の台湾観光は、台湾経済へ1000億台湾ドル(約2800億円)もの経済効果をもたらしているという。

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中国人観光客が大きなビジネスチャンスを生んでいるが、突然多数の観光客が押し寄せることで、支払いをせず逃走した場合はどうするのか?ところかまわず痰を吐かれた場合は?など不安の声も生まれている。台湾人の本音はどのようなものだろうか。

台北市でラーメン店を経営するある男性は、2年前に300平米の店舗をオープンさせたが、中国からの観光客がよく訪れることから経営状態は良好だという。男性は「中国の観光客が来なければとっくに閉店に追い込まれていた」と話す。また、ある男性は、以前は空のタクシーがよく走っていたが、近ごろは空車のタクシーが減ったと話している。

一部では、中国人観光客が台湾に来て多額の買い物をして帰ることに反感を覚える人もいるという。しかし、ある男性は「お互いが自由に行き来できるようになった今、自分の考えを押しつけるようなことはしてはならない」とし、お互いがよく知り合い理解し合うことが大事だと話す。また、台湾人のマナーの良さを中国人観光客に見せることで、お互いを高め合うこともできるとの声もある。

中国人観光客が増えるにつれ、不安視する声もあるが、中台間のつながりが深まることは双方にとって良いことだとの認識が主流となっていることがうかがえると記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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