2011年7月13日、中国国家観光局は中国の今年上半期の観光収入が1兆元（約12兆円）を突破したと発表した。前年同期比18％増だった。14日付で上海証券報が伝えた。

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今年上半期、国内旅行者は前年同期比13％増の延べ13億3000万人に上り、国内観光収入は同22％増の約9200億元（約11兆400億円）だった。海外旅行者は同19％増の延べ3200万人。国外（香港・マカオなどを含む）からの観光客は同1％増の延べ6600万人で、外貨収入は同1％増の225億ドル（約1兆7800億円）だった。

金融危機や自然災害、疫病などの影響を受け、ここ数年中国を訪れる外国人観光客の状況が低迷していることから、今年下半期は国外からの観光客の誘致に注力する考えを示した。具体的には海外での宣伝活動やビザ申請手続きの簡素化などを挙げた。北京、西安、桂林などの人気観光地が利益を受けるとみられるが、業界関係者は海外の経済環境の影響が大きいため、これらの措置が外国人観光客の増加につながるかどうかは様子を見る必要があると指摘している。（翻訳・編集/TH）