2011年7月19日、中国で「結婚しない女性」が増えている。経済成長の恩恵で一生独身でも生活に困らない女性が増えたことが大きな原因だが、「同性愛」を理由にする人も4％近くに上った。広州日報が伝えた。

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彼女たちの言い分はこうだ。「結婚後の生活はほぼ想像がつく。昼間は働いて生活費を稼ぎ、夜は家事と子どもの世話。せっかくの休日も舅や姑のご機嫌とりでつぶれ、運が悪ければ夫の浮気で離婚…」。それならば、短い人生を妻や母といった役割に縛られず、自分自身のためだけにのびのびと生きていこうということらしい。

上海社会科学院文学所の陳亜亜（チェン・ヤーヤー）助理研究員は、「それだけ中国女性が自由になったということ。結婚するかしないかを選べる時代になった」と分析する。自分が稼いだ金を自由に使える彼女たちの消費行動にも注目が集まっており、「独身経済」という言葉も生まれた。結婚しない女性の30．35％は「自分で家を買う予定」と答えている。

「同性愛」を堂々とカミングアウトできる世の中にもなってきているようだ。以前はそれを隠すため、涙をのんで好きでもない男性に嫁ぐという女性が多かったが、今では同性愛のパートナーを探すのも困難ではなくなったという。男性誌「男人装」が実施した調査によると、結婚しない理由を「同性愛だから」と答えた女性は4％近くに上った。（翻訳・編集/NN）