<レコチャ広場>高速鉄道衝突事故は殺人と同じ=根拠のない安全宣言が招いた悲劇―中国

Record China    2011年7月25日(月) 5時37分

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24日、作家の航億葦氏は、ブログにエントリー「彼らは忘れている、自分たちが作り出した計画殺人が自分たちを待ち受けていることを」を掲載した。写真は高速鉄道衝突事故の現場。

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2011年7月24日、作家の航億葦(ハン・イーウェイ)氏は、ブログにエントリー「彼らは忘れている、自分たちが作り出した計画殺人が自分たちを待ち受けていることを」を掲載した。以下はその概要。

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橋の崩落、ビルの倒壊、そして高速鉄道の衝突……。中国には死亡事故があふれている。23日夜の高速鉄道衝突事故でも200人を超える死傷者が報告された。中国高速鉄道は万全の対策がしかれているので衝突事故を起こすことはない。ある専門家はこう話していたのだが……。

中国鉄道部は雷が原因である可能性が高いと話している。なるほど、電力に依存している高速鉄道が雷に弱いのは世界的な課題であろう。しかし、ならばなぜ中国はこんなに急いで高速鉄道を導入したのだろうか。また、日本では新幹線開通以来47年間、1件の死亡事故もないという。その事実をどう受け止めるのか。

日本の新幹線は問題点を見つけては徹底的に解決することを積み重ねてきた。フランスだってTGVは最高時速575キロの世界記録を持っていながら、実際の営業時速は平均260キロにとどめている。

一方、中国は問題を見ようともせず、プロパガンダのために楽観的で軽率な安全宣言を重ねている。安全を確保できない建設プロジェクトなど計画殺人とかわらない。だが、汚職官僚や専門家、その親戚や友人たちもこの計画から逃れることはできないだろう。時間がたてば、危険だということを忘れて利用するようになる。その時、殺人の罠は彼らを待ち構えている。(翻訳・編集/KT)

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