Record China 2011年7月28日(木) 20時4分
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21日、中国のジャーナリスト、王錦思氏は「馬英九は中国本土が抗戦の歴史を歪曲していると批判できるのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は北京の盧溝橋。
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2011年7月21日、中国のジャーナリスト、王錦思(ワン・ジンスー)氏は「馬英九は中国本土が抗戦の歴史を歪曲していると批判できるのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。
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台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は国防大学で開かれた「抗日戦史学術シンポジウム」で「中台が分断されて60年経ち、2〜3世代の国民が全く異なる抗戦歴史教育を受けている。中国共産党は誠実に歴史と向き合うべきだ」と指摘。台北国父記念館で行われた「対日抗戦真相展」でも、「最近の中国本土の学生は抗日戦争を中国共産党が戦ったものだと勘違いしているようだ」と嘆いた。
当時の様子を赤裸々につづった著書「蒋公日記」を発表した台湾の●柏村(=赤におおざと、ハオ・ボーツン)元行政院長も、「抗戦の真相が中国本土によって隠ぺい、歪曲されている」と述べている。馬総統は、中台は経済、政治、軍事上での和解より、むしろ歴史の真相に対する解釈について和解する方が大事だとまで言っている。
だが、馬総統らも五十歩百歩だと言いたい。台湾は日本の侵略者を破ったのは蒋介石率いる国民党だとばかり主張し、中国共産党の貢献をなかったことにしている。そればかりか、国民党が領土の大半を失った責任については触れていない。歴史の真相を明らかにしてほしいのはお互いさまだ。馬総統が我々を批判するなら、まずは自分自身の歴史認識を整理すべきだろう。(翻訳・編集/NN)
●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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