<高速鉄道脱線事故>ずさんな運行管理システム…諸悪の根源は官僚体制―香港メディア

Record China    2011年7月28日(木) 22時41分

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27日、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故について、香港メディアは「原因はずさんな管理体制」と報じた。写真は27日、立ち入り禁止が解除された事故現場で車体の残骸や遺留品などを掘り起こす市民ら。

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2011年7月27日、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故について、香港フェニックステレビは「原因はずさんな管理体制」と報じた。以下はその概略。

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今回の事故は高速鉄道の速さが引き起こしたものではない。その背後にある官僚体制や権力の傲慢さに対し、民衆の不満は極限にまで達している。中国の高速鉄道は資金を市場から調達したものの、公平な競争をさせなかった。市場には利益分配の権利も管理の権利も与えなかったのだ。そして、一部の利益は体制内部に流れていった。

ここ数日の調査結果で、中国の鉄道技術はハード面の安全性は問題ないということが分かった。では、「病巣」の場所はどこなのか。最先端の高速鉄道システムを導入したところで、運行管理システムがそのレベルに追い付いていなければ悲劇は繰り返されるだけ。速さばかりにとらわれず、まずはこの「病巣」をやっつけるべきだ。行政が市場を独占する形で経済の奇跡を起こすというやり方は改めなければならない。

中国鉄道部が自主開発した高速鉄道はなぜ、肝心な時に追突防止装置が作動しなかったのか。システムが未熟なため、手動に頼っていたのではないかとする指摘も専門家の間から上がっている。(翻訳・編集/NN)

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