Record China 2011年7月29日(金) 14時56分
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28日、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故について、英紙は中国管理層の腐敗が高速鉄道の追突事故を招いたとする社説を掲載した。写真は事故現場。
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2011年7月28日、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故について、英紙フィナンシャル・タイムズは社説「高速鉄道事故は中国の管理の弊害を反映」を掲載した。
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多くの犠牲者を出した今回の事故は、人々を悲しみの底へ突き落としただけではなく、中国の急速な近代化が生み出した弊害を浮き彫りにし、その経済成長に対し疑問を投げかけるきっかけとなった。
中国はすでに経済大国への第一歩を踏み出しているかもしれない。しかし、それに見合った管理体制はまだ整っていない。中国には欧米諸国のような「不正を糾弾する機関」がなく、安全面での欠陥や不正が発生しても、メディアが疑問を投げかけるだけで、その軌道を修正する仕組みはない。
多数の乳幼児が健康被害に遭ったメラミン入り粉ミルク事件や、手抜き工事が原因で建物が倒壊し多くの犠牲を出した四川大地震を考えてみても、政府や生産者の意思決定に市民の声が反映されているとは考えにくい。
管理体制が未熟で、まだ多くの貧しい地域を抱える今の中国に、果たして高速鉄道が必要だっただろうか?中国が他のどの国よりも短期間で経済成長を遂げることができるというのは、単なる空想にほかならないのではないか?といった疑問を投げかけずにはいられない。(翻訳・編集/AN)
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2011/7/29
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