漢方で胎児の性別診断は可能?詐欺罪適用か―福建省福州市

Record China    2007年1月26日(金) 0時2分

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ひっきりなしに訪れる妊婦に違法診察を行っていた漢方医。この医師の行為は、中国で禁じられている性別診断を行ったことに対する罪というよりは、詐欺罪に問われることになるだろう。

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2007年1月24日、福建省福州市・晋安区新店村の漢方医が病院を閉めた。この漢方医は市の計画生育委員会の調べにより、廃業に追い込まれてしまったのだ。

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ここ最近この漢方医を訪ねる患者が急増していたが、それらの患者は全て妊婦だったという。その様子を不信に思った住民が市に通報、24日午後病院に計画生育委員会の調査が入った。結果、この漢方医は妊婦の血液と分泌物を採取し、3か月以内の胎児に対する性別診断を行っていたことが分かった。

2006年4月以降、全国人民代表大会常務委員会は、胎児の性別診断に対して、医学上必要な場合を除き、刑事責任を追及する方針を決定した。だが、この漢方医の診断方法では性別を判定することは不可能だ、と多くの医療関係者が意見を一致させている。

結局漢方医は性別判定の違法行為は適用されず、患者をだましていた詐欺罪として検挙されることになるだろう。

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