中国の巨大ダムがメコン川を砂漠にする―ベトナムメディア

Record China    2011年8月5日(金) 9時28分

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3日、ベトナムメディアは、メコン川上流で中国が12基の水力発電ダムをすべて稼働した場合、メコン川は砂漠と化すと報じた。写真は青海省玉樹チベット族自治州雑多県乃瑪カ村の瀾滄江を源流とする1本の川。

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2011年8月3日、ベトナムの英字ニュースサイト「ベトナムネット」は、メコン川上流で中国が12基の水力発電ダムをすべて稼働した場合、メコン川は砂漠と化すと報じた。環球時報が伝えた。

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ベトナムのメコン川研究の第一人者、Nguyen Huu Thien氏の話として伝えられた。メコン川は6つの国を流れ、6000万人の生活を支えている。メコンデルタには今のところ、合わせて12基の水力発電ダム建設が計画されているという。

7月末にメコンデルタ最大の都市、ベトナム・カントー市で、ダムのメコン川生態系に対する影響について話し合う会議が開かれた。それによると、中国が上流で12基の水力発電ダムをすべて稼働した場合、2025年までにはベトナムの電力輸入量は電力需要全体の5%以下に下がるが、その代わりメコンデルタの下流は干上がると指摘された。

これに対し、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は昨年3月、「メコン川の水位が下がるのは中国のせいだとする言い方は完全に事実と異なる」と反論。北京大学の東南アジア問題の専門家、張錫鎮(ジャン・シージェン)教授も「こうした論調は非政府組織とマスコミが勝手に騒いでいるだけ」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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