<中国ニセモノ事情>ニセ遺伝子組み換え種子が横行=種子企業数千社が加担―米紙

Record China    2011年8月8日(月) 6時42分

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6日、ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、中国にニセ種子が出回っていると報じた。数千の企業が普通の種子を、モンサントやパイオニア・ハイブレッドなど国際的種子企業の遺伝子組み換え種子と偽って販売している。写真はニセ種子製造企業の摘発。

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2011年8月6日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、中国にニセ種子が出回っていると報じた。網易が伝えた。

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ニセ・アップルストア発見のニュースは注目を集めたが、中国といえばニセブランド、海賊版ソフトウェアで知られる国。そんなに意外なことではないのかもしれない。だが、驚くべきは最も基本的な商品、すなわち農作物の種子にまでニセモノが登場しているという。

中国では数千の企業が普通の種子を、モンサントやパイオニア・ハイブレッドなど国際的種子企業の遺伝子組み換え種子と偽って販売している。中国には8700社もの種子企業があるが、そのうち3分の1がニセ種子を販売しているという。

昨年、中国農業部は種子企業の資本金規制厳格化を提案した。企業の集約化を狙ったもので、合併買収を重ねて200社程度にまで減らし、国際市場に通用する大企業を育成することが狙いだ。

中国市場進出を狙う海外企業にとっては、自社製品をパクっていた企業が強大化するという、恐るべきシナリオとなる。ただし、簡単にまねられるニセ・アップルストアと違い、遺伝子組み換え種子のコピーは難しい。それも現時点では、との注釈が必要だが。(翻訳・編集/KT)

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