2011年8月9日、重慶市のある企業が「周辺の市民に楽しんでいただくため」立派なファサードを建設したが、これが違法建築として撤去されることになった。重慶商報の報道。

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西洋のお城を模したこの建造物をつくった企業は重慶華生園食品という食品メーカー。100万元(約1200万円)を投じ、自社敷地の入り口に、道路を跨ぐようにしてシンボリックなファサードを設けたのは半年前。同社の責任者いわく「市民のみなさんに楽しんでいただきたく」、夜間のライトアップを行ったり、結婚写真の撮影などに無料で提供したりと、なかなか喜ばれていたようなのだが…？

わずか築半年、地元自治体から「違法建築」の烙印を押され、あえなく撤去されることが決まった。その理由は「将来実施される道路拡張工事の邪魔になる」「近くを通る高圧送電線とあまりに接近しすぎている」とのこと。なんと、遠く沿岸の浙江省から大型重機を運んできての大規模な取り壊しになるとか。その最後の姿を納めようと、市内からは多くの人々が記念撮影に訪れていた。(翻訳・編集/愛玉)