2018年1月17日、参考消息網は記事「米国より先に日本がAIIBに加入か＝加入しなければ中国に追い抜かれるのは必至―ロシアメディア」を掲載した。

ロシア通信社スプートニクによると、ジョン・ケリー前国務長官は香港金融フォーラムに出席。米国が中国のアジアインフラ投資銀行(AIIB)及び一帯一路プロジェクトに参加する考えがあると発言した。トランプ大統領は保護主義政策の支持者であり、多国籍の貿易プラットフォームへの参加には後ろ向きだが、米国企業はAIIBに参加するよう政府への圧力を強めている。

「米国に出し抜かれる前に日本が参加しても不思議はない」とロシア専門家は指摘する。日中両国の比較では対外投資など、国際的プレゼンスではすでに中国が圧倒的。AIIBなど多国間交渉の舞台に参入しなければ日本の存在感は完全に失われてしまうだけに、日本の電撃加入は十分にありえるとの分析だ。（翻訳・編集/増田聡太郎）