中国の原油対外依存度、初めて米国を上回る―シンガポール華字紙

Record China    2011年8月18日(木) 9時46分

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16日、中国工業・情報化部が明らかにした統計資料から、2011年1〜5月の中国の原油対外依存度が55.2%に達し、米国(53.5%)を初めて上回ったことが分かった。写真は中国と米国の近年の原油対外依存度を比較した図。

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2011年8月16日、マレーシアの華字紙・星洲日報は、中国工業・情報化部が明らかにした統計資料から、2011年1〜5月の中国の原油対外依存度が55.2%に達し、米国(53.5%)を初めて上回ったと報じた。中国新聞網が伝えた。

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経済成長著しい中国がついに石油消費で米国を上回った。石油消費の増加ペースもGDP成長速度を上回ったという。米国は国内の石油生産量向上や天然ガスへの転換、エネルギー消費効率の向上や新エネルギーの開発など、輸入石油に頼った状況の見直しを進めた結果、エネルギー消費における石油消費の割合を低下させることに成功。だが、中国は経済成長の陰で石油も莫大に消費するという「石油の呪い」にかかっており、これを改善するにはまず経済成長モデルを根本から見直す必要がある、との見方を記事は示した。

記事によれば、その一方で中国は石油資源の獲得という面では米国に遠く及ばないこともわかっている。イラクを除く中東の主要な石油産出国はいずれも米国と深い関係にあり、米国の第5艦隊が中東に駐留し、ペルシャ湾、紅海、アラビア海、ケニヤへ至るインド洋海域を押さえているほか、第6艦隊も地中海周辺を担当範囲として存在感を示し、中国をけん制しているという。(翻訳・編集/岡田)

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