高速鉄道の輸出戦略を変更へ、国際入札で勝てる見込みは「ほぼゼロ」―中国紙

Record China    2011年8月19日(金) 4時50分

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17日、中国の高速鉄道輸出計画は温州での追突事故により、売り込み方法を変更したと中国紙が報じた。写真は中国の高速鉄道用車両。

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2011年8月17日、中国紙・21世紀経済報道は、中国の高速鉄道輸出計画は温州での追突事故により、売り込み方法を変更したと報じた。

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記事によると、中国はこれまで国際入札を勝ち取り、その国の高速鉄道建設プロジェクトを全面的に請け負うことを目指してきたが、先月23日に浙江省温州で起きた追突事故により、売り込み方法を変更した。記事は、中国は今のところ、車両の安さと工期の短さ以外、他国に勝るものはないと指摘している。

現在、中国機械輸出入公司が北欧の高速鉄道プロジェクトへの参加について、ノルウェー・オスロ市の政府系企業「Oslo Teknopol」と商談を進めているところだが、同社のKnut Halvorsen社長によると、中国企業の魅力は「コストの安さと工期の短さ」。車両の価格は他国と比べ30%〜40%も安く、これによりプロジェクトの費用が500億ノルウェー・クローネ(約7090億円)も節約できる。2〜3年という工期も当初の予想の5分の1という短さだという。

だが、プロジェクト自体はあくまでもドイツやフランスとの合同にするのが理想的だと同社長。「これにより、中国は各国の先端技術を学ぶことができ、我々もコスト削減できる」との考えを示した。中国の高速鉄道は温州での事故後、安全性に対する疑問が噴出しており、今後、国際入札を単独で勝ち取る可能性はほぼゼロに近い、と記事は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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