Record China 2011年8月26日(金) 18時29分
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24日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、中国人民解放軍による在米サイトへのサイバー攻撃が確認されたと報じた。中国国有テレビ・CCTVの番組に攻撃用ソフトウェアがはっきりと映し出されているという。写真は中国のネットカフェ。
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2011年8月24日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、中国人民解放軍による在米サイトへのサイバー攻撃が確認されたと報じた。
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中国人民解放軍が他国にサイバー攻撃を仕掛けている。そう言われ続けてきて数年が過ぎたが、中国側は「そんなことはしていない」「誰かが中国のIPアドレスを使ったか、踏み台にしてきただけ」と強弁し、認めようとはしなかった。ところがひょんなことから動かぬ証拠が見つかってしまった。
その証拠とは2011年7月16日にCCTV7軍事・農業チャンネルが放映した番組「軍事科技」の特集「ネットワークの嵐がやってきた」。サイバー戦争について解説した番組だが、中国人民解放軍謹製のサイバー攻撃ソフトが映し出され、しかも米国の大学がターゲットになっていたことがはっきりと分かってしまった。法輪功系メディアが報じていたが、23日に米セキュリティサービス企業エフセキュアのブログで報じられ、一気にニュースが広がった。
問題は「サイバー攻撃にはソフト的手法とハード的手法があります。ソフト的手法にはロジックボムやメールボムなど。ハード的手法には電磁パルス爆弾などがあります……」と説明している背景の映像だ。
「中国人民解放軍電子工程学院 1.0版」と書かれたソフトウェアが移されている。「法輪功サイトリストというドロップダウンメニューから明慧というサイトを選ぶと、攻撃対象サイトIPアドレス欄に「138.26.72.17」という数字が表示される。
このIPアドレスは「dali.chem.uab.edu」、すなわちアラバマ大学が保有しているもの。20日付大紀元によると、このIPアドレスは法輪功を信仰していた大学生が以前使用していたものだという。
サイバー攻撃にはさまざまな手段があるが、今回、「たまたま映ってしまった」ソフトは、攻撃対象サイトを閲覧不能にするDDos攻撃か何かの極めてシンプルな攻撃に使用されるもののように思われる。とはいえ、人民解放軍謹製のサイバー攻撃ソフトが存在し、米国に存在するサイトが攻撃リストに入っていたことは、決して軽い事実ではないだろう。(筆者:chinanews)
■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。
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