Record China 2011年8月30日(火) 10時49分
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29日、韓国・大邱で開催中の世界陸上は男子110m障害を行い、「アジアの昇り龍」と呼ばれる中国の劉翔選手が出場。結果は13秒27で銀メダルとなった。写真は25日、上海市で撮影。
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2011年8月29日、韓国・大邱で開催中の世界陸上は男子110m障害を行い、「アジアの昇り龍」と呼ばれる中国の劉翔選手が出場した。08年に母国で開催された北京五輪で予選を棄権して以来の大舞台。その戦績に注目が集まり、結果は13秒27で銀メダルとなった。
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先頭でゴールしたのはキューバのダイロン・ロブレス選手(13秒14)。続いてアメリカのジェイソン・リチャードソン(13秒16)。劉翔選手は当初3位となったが、ゴール直前まではトップを競り合っていた。敗因は、ロブレス選手と腕が接触したことでバランスを崩し、失速したことだった。
中国代表団はこれについて国際陸上競技連盟(IAAF)に抗議を申し立て。結果的にロブレス選手による劉選手への「走路妨害」が見とめられ、ロブレス選手は失格、劉選手は銀メダルへと繰り上げになった。劉選手が国際大会でメダルを獲得するのは4回目。
試合後、劉選手は「誰かが自分のひじに当たり、こらえようとしたがバランスを崩してしまった」と説明するも、ロブレス選手を責めることはなく、その対応が国内のファンの間で「度量ある真の王者」と高く評価された。競技では金を逃したが、人間として確実な成長を見せ、ファンの期待に応えたことになる。(翻訳・編集/愛玉)
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