2011年9月8日、中古車情報を扱う上海二手車交易網の統計によれば、2011年8月の上海市の中古車販売台数は、前月比16％増の2万9708台だった。秋は連休も多いことから、セールスは一層増える見込みだ。中国の各メディアが伝えた。

上海市浦東新区の中古車市場周辺では、幹線道路の脇に数十人もの人が「高価買取」と書かれた紙を掲げて立っており、赤信号の度に道路に出てはドライバーに声を掛ける姿が目立つ。上海中古車産業協会の関係者は、中古車市場の状況について「かなり好調だ」と声を弾ませる。人気の新車は中古車市場でも好調な売れ行きで、特に中古SUVは高級輸入でもすぐに買い手が現れるという。

上海二手車交易網のまとめによれば、上海の中古車市場の主流は10万元以下のモデルで、特に5−8万元の車は入荷から2〜3日で売れて行くという。車種別では日系車が人気で、特に日産とホンダが好調だ。フォルクスワーゲン系の上海大衆「Touran」、「Passat領馭」、一汽大衆「Magotan」も人気で、高級車では、レクサス、カムリ、BMW3シリーズ、アウディQ5、Q7のセールスが伸びているという。

中古車業界の関係者は、9月から10月は連休が多いため、中古車市場もオンシーズンを迎えると期待を寄せる。需要が増える9月には中古車価格も高くなる模様だ。（翻訳・編集/JX）