<レコチャ広場>メイド・イン・チャイナの痛み、iPhoneの儲けは1台たった300円

Record China    2011年9月12日(月) 17時59分

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11日、「メイド・イン・チャイナの痛み、iPhoneの儲けは1台当たりわずか4ドル」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は昨年9月、iPhone4の中国での発売日。

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2011年9月11日、「メイド・イン・チャイナの痛み、iPhoneの儲けは1台当たりわずか4ドル」と題した記事が中国のブログサイト・環球博客に掲載された。以下はその内容。

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これまでは噂の域を出なかったしが、ついに米下院議員の口から直接飛び出した。中国で組み立てられている米アップル社のiPhoneだが、中国側に入る儲けはわずか4ドル(約308円)で残りの儲けはすべてアップルのものになることが分かったのだ。

米連邦議会初の中国系女性議員であるジュディ・チュー(趙美心)議員が3日、アジア太平洋小委員会のメンバーを率いて中国を訪問した際、「販売価格260ドル(約2万円)のiPhoneも、中国での組み立て代はわずか4ドル(約308円)。残りはすべてアップルの儲け」と発言し、中国全土を震撼させた。

故郷の広東省に里帰りした際に内輪の会合で話した内容で、正式な発表ではないし、「260ドルのiPhone」がどの機種を指しているのか分からないが、少なくともこの言葉から中国でのiPhone組み立てはかなりの低コストで行われ、アップル側がかなり儲けていることが分かる。これこそがメイド・イン・チャイナの痛みだろう。西側国家が最も儲けの多いデザインや特許の部分を掌握し、最も儲けの少ない組み立てなどの肉体労働は中国を含む発展途上国にやらせている。

中国では今、「製造」拠点から「創造」拠点への転換が盛んに叫ばれているが、いまだに組み立て業務への熱意は失っていない。それどころか、喜んでやっているようにも見える。だが、その代償は?土地や原材料、環境汚染、労働力などが挙げられるが、自分たちが馬鹿みたいに安い人件費で作ったものを自分たちで大量に消費し、外国人にガッポリ儲けさせていることが分かっているのだろうか?(翻訳・編集/NN)

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