<中秋節>月餅を送る習慣が中国人の重い負担に=中国スタバも高級コーヒー味月餅を販売―米紙

Record China    2011年9月13日(火) 6時37分

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12日、中秋の名月を楽しむ「中秋節」は中国数千年の歴史を誇る伝統行事。だが、最近は「月餅税」や信じられないほど高額な月餅の登場により、「伝統」から「社会現象」へと姿を変えている。写真はスターバックスが販売しているコーヒー味の月餅セット。

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2011年9月12日、中秋の名月を楽しむ「中秋節」は中国数千年の歴史を誇る伝統行事。だが、最近は「月餅税」や信じられないほど高額な月餅の登場により、「伝統」から「社会現象」へと姿を変えている。環球網が伝えた。

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10日付米紙ロサンゼルス・タイムズは、中国では旧暦8月15日の「お月見」で月餅を食べる習慣があるが、昔は高カロリーで人々のお腹を満たす優れた食品だったと紹介。だが、今では中国の「クリスマスケーキ」と化し、「贈り物として無限に送り届けられるだけの存在になってしまった」とした。

この「贈り物」が最近、食の専門家たちの間で「カロリーが高すぎる」として問題視されている。200グラムにも満たない月餅1個が800カロリー。同じ量のマクドナルドのサンデーが330カロリーであることを考えれば、いかに高カロリーかが分かる。

北京栄養士協会の劉華林(リウ・ホワリン)理事長は「月餅には糖分、油分、カロリーともにかなりの量が含まれていますが、誰も私たちの食べない方が良いという助言は聞き入れないと思います」と嘆く。

最近はスターバックスが1箱6個入りを60ドル(約4600円)で販売するなど、西側ブランドも月餅市場に参入。いずれも宝石箱のように豪華な包装が施され、高価な値段で売られている。ハーゲンダッツの店舗で働く李(リー)さんは「こうしたブランドの月餅を買う人は自分が金持ちであることをひけらかしたいだけです」と話した。(翻訳・編集/NN)

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