韓国・済州島に海軍基地、「中国を牽制していない」など誰も信じない―中国紙

Record China    2011年9月16日(金) 6時36分

拡大

14日、韓国・済州島に建設が予定されている海軍基地は中国・上海から直線距離にしてわずか499km。2014年の完成後は大型艦20隻が係留できる規模となる。基地は中国を牽制したものなのか?写真は済州島。

(1 / 4 枚)

2011年9月14日、韓国・済州島に建設が予定されている海軍基地は中国・上海から直線距離にしてわずか499km。2014年の完成後は大型艦20隻が係留できる規模となる。北京日報が伝えた。以下はその内容。

その他の写真

済州島で建設中の海軍基地は中国を牽制したものなのか?これがこの1カ月、韓国人が最も盛んに議論する話題の1つとなっている。韓国政府は基地建設の目的について、あくまでも「平和目的、中国とは関係ない」と強調しているが、韓国メディアを含むほぼすべての国際メディアは全く信じていない。一方、地元住民が最も心配しているのは、基地完成後、米中の軍事衝突が起きやすくなり、自分たちが大砲の餌食になるのではないかということ。そのため、基地建設に対する反対運動を起こし、1度は建設を中断させることにも成功している。

有名なリゾート地である済州島になぜ海軍基地を建設するのか?それは、米国が中国を牽制するための拠点をアジアに持ちたかったからだ。日本の外交専門誌も「済州島は今後、アジア太平洋地域の紛争を解決する先導者になる」との見方を示しているほか、済州の地元紙も「韓国のハワイ」と呼ばれる同島は間もなく本物のハワイと同じように米国の海軍基地になると論じている。

済州島は2005年、「世界平和の島」と命名された。それが、軍事基地の建設地になるとは。軍事アナリストの間では、基地は名目上「国家安全に必要」とされているが、本当のところは米国、日本、オーストラリア、韓国、インドによる対中包囲網を形成し、米国を中心とした軍事同盟を強化して中国に対抗したい考えだと見られている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携