中国国家博物館が改装のため閉館―北京市

2007年1月30日の午後5時、中国国家博物館の最後の展示室のドアが閉められた。これによって、同博物館で行われていた一般公開に幕が下ろされた。この日館内に4つある展覧室には、延べ1000人近くが訪れたと記録され、週の平均来訪者数より多かったという。

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中国国家博物館の拡大改造工事は、今年の4月から着工する予定だ。この工事では元博物館の西、南、北の三面を保存するため、補強し修理が行われる。そして、元博物館と同じ建築スタイルの建物を新しく建て、敷地を東に拡大する。この拡大改造工事は2010年に完成する見込み。そのとき面積19万2000平方メートルの新博物館は、世界で一番敷地面積の広い博物館となる。

今回の拡大改造工事のため、国家博物館は特別に文化財保護センターを設置し、昨年6月20日から使用を始めた。これは国家博物館に収蔵されている十数万の貴重な文化財と、100万冊以上の文献資料を管理・保管するための倉庫で、国家博物館の工事期間中に最大限に活用される。