Record China 2011年9月19日(月) 13時10分
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16日、香港紙は、自らを「どじょう」に例えた野田佳彦首相が就任早々、北方の隣人、ロシアからパンチを連打されるという大きな厄介事に直面していると報じた。写真は09年7月、中ロの合同軍事演習「平和の使命2009」。
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2011年9月16日、香港紙・大公報は、自らを「どじょう」に例えた野田佳彦首相が就任早々、北方の隣人、ロシアからパンチを連打されるという大きな厄介事に直面していると報じた。中国新聞社が伝えた。以下はその内容。
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「どじょう」首相は就任早々、コンビネーションパンチを仕掛けてくる「ホッキョクグマ」に煮え切らない態度をとり、国民から「無策、無能」と非難された。ロシアは8日に2機の爆撃機が日本を一周する形で飛んだのを皮切りに、9日、10日は24隻の軍艦が北海道の宗谷海峡を通過。10日にはIL38哨戒機が10回にわたり日本領空に接近し、11日にはプーチン首相の側近、パトルシェフ安全保障会議書記が北方領土を訪問。13日には北朝鮮と年内にも合同軍事演習を行うことを発表している。
ロシアの一連の強硬姿勢は明らかに日本の政界を震撼させ、社会を騒然とさせるためのもの。就任したばかりの玄葉光一郎外相も最初の頃こそロシア側に「刺激的な行動」を自制するよう強く求めたが、その後は「非常に遺憾」とトーンダウン。最後には何事もなかったかのように終わった。阻止する力がない以上、成り行きに任せるしかないのだろう。
ロシアは、その所信表明演説で「北方領土問題の解決に精力的に取り組む」と述べた野田首相に直接圧力をかけることと、米国の「アジア回帰」に対する不快感、北東アジアにおける自らの存在感を示したかったのだろう。最近の日米同盟の強化はロシアにとっては脅威だが、ロシアはそれを黙って見ているようなことはしない。
野田新内閣は誕生早々「大きな厄介事」に直面したようだ。演説で「表明」した内容は恐らく水の泡となるだろう。(翻訳・編集/NN)
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