Record China 2011年10月4日(火) 18時0分
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中国広播網は、軍事評論家・趙楚氏のコラムを掲載した。「未来の国防は宇宙にある」と軍事面から見た宇宙開発計画の重要性を説いている。写真は9月29日、天宮1号の打ち上げ。
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2011年10月、中国広播網は、軍事評論家・趙楚(ジャオ・チュー)氏のコラムを掲載した。「未来の国防は宇宙にある」と軍事面から見た宇宙開発計画の重要性を説いている。
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アメリカ大陸の発見から400年、欧州は地球文明発展の中心であった。産業革命をいち早く達成し、帝国主義を特徴とする文明を築き上げた。人類の歴史は科学技術の進歩に伴う空間の開発の歴史である。最も早く進出したものは大きな優位を獲得する。そして20世紀中葉以後、宇宙こそが次なるフロンティアとして浮上してきた。
米国とロシアによって宇宙開発競争が繰り広げられたが、その背景には両国民の文化的、心理的背景があげられる。米国とロシアは歴史上、常に領土拡張の心理に駆り立てられていた国々である。各国の宇宙開発計画はこうした文化面にも支えられていることに注意しなければならない。
米ロに加え、英国、フランス、ドイツ、日本、ブラジル、韓国と多くの国々が宇宙というフロンティアを狙っている。中国もまた、この競争に遅れるわけにはいかない。中国独自の恒久的宇宙ステーション建設の第一歩となる「天宮1号」の打ち上げに成功したが、アヘン戦争以来低迷を続けた中華民族が正当な地位を築いたシンボルとなった。
とはいえ、ロシアや米国と比べてまだまだ遅れている部分も少なくない。それは技術だけではなく、文化的要素においてもそうだ。宇宙開発の継続には市場経済の支えと社会体制の支持が必要だ。中国人が宇宙民族となるためには、この点を冷静に認識しなければならない。(翻訳・編集/KT)
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