中国の超高層ビル「歴史的建築と共存できる」=米著名建築家・カッツ氏―中国メディア

Record China    2011年10月5日(水) 10時52分

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3日、上海の環球金融センターなど超高層ビルを設計した米建築家のカッツ氏は「中国は広大だが利用できる土地は限られる。超高層ビルで土地不足を解消できる」と述べた。写真は上海市。

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2011年10月3日、中国新聞社によると、上海の環球金融センター、香港の環球貿易広場(ICC)など超高層ビル設計で有名な米建築家のポール・カッツ氏がこのほど米ニューヨークでインタビューに応じ、「中国の国土は広大だが、利用できる土地は限られる。超高層ビルを建設することで土地不足を解消し、都市の持続的な発展と環境保護を両立できる」と持論を述べた。

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自身が設計した香港ICCについて、同氏は「周辺環境に配慮した。港湾や広場に隣接し、交通の便も非常にいい。(480メートルを超す)ビルの高さに反対意見は出ていない」と語った。建築はその時代の、現地の人々の審美眼や現地の文化、環境条件と衝突しないよう考慮することが大切としている。

また、同氏は数年前に北京、上海など中国の旧市街を訪れた思い出に触れ、「(北京の伝統的な路地)胡同(フートン)など歴史的建築の保護と、近代的な高層ビル建設は両立が可能だ」と強調。上海、東京、香港などで両者の共存が実現していると述べた。さらに、中国が過去20年で急速な経済成長を遂げたことを踏まえ、「新たな実験、創造に取り組むことができ、建築家にとって成長するには絶好の場所だ」と語った。(翻訳・編集/AA)

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