消えたスペースシャトル開発計画=コストと安全性の観点から現行型宇宙船を選択―中国

Record China    2011年10月6日(木) 20時21分

拡大

4日、ラジオチャンネル中国之声は、元中国有人宇宙飛行プロジェクト総設計師の王永志氏のインタビュー番組を放送した。写真は9月29日、「天宮1号」の観測を続ける北京の宇宙観測センター。

(1 / 4 枚)

2011年10月4日、ラジオチャンネル中国之声は、元中国有人宇宙飛行プロジェクト総設計師の王永志(ワン・ヨンジー)氏のインタビュー番組を放送した。

その他の写真

国家の支援の下、着々と進められている中国の宇宙開発計画。2003年には有人宇宙船・神舟5号の打ち上げに成功し、ソ連、米国に続く「宇宙に人類を送り込んだ第3の国」となった。9月29日には宇宙実験モジュール「天宮1号」の打ち上げに成功し、中国独自の有人宇宙ステーション建設への第一歩を踏み出した。

膨大な資金とリスクが伴うだけに不安視する声も少なくなかったが、中国共産党首脳陣が「たとえ経済危機に見舞われてもこのプロジェクトは続行する」と発言するなど強力な支持で、ついに実現したという。

また有人宇宙船開発にあたっては、スペースシャトルのような再使用型宇宙船の開発を求める声が強かったという。神舟開発の基本計画は5つのプランから選択されたが、うち4つがシャトル型を押すものだった。しかしコストとリスクが高過ぎることから、現行タイプが選ばれたと王氏は裏話を明かしている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携