微弱地震なのに大反響?首都・北京の地震で―中国版ツイッター

Record China    2011年10月13日(木) 12時50分

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12日午後、中国・北京市郊外を中心にマグニチュード1.8の微弱な地震を観測した。関係当局が「いつも通りの日常生活を保ってほしい」と呼びかける事態になっている。写真は北京市内の中学校。学生が震度6の地震を体験している。

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2011年10月12日午後4時40分ごろ(現地時間)、中国・北京市郊外を中心にマグニチュード1.8の微弱な地震を観測した。震源が約5000mと浅かったために、人によっては地震を体感した人もいたようだが、このレベルはほとんどの人が気づかない程度の揺れ。それにもかかわらず、地震の発生地点が首都・北京だったせいか、インターネット上で反響が大きく、関係当局が「いつも通りの日常生活を保ってほしい」と呼びかける事態になっている。中国国営・新華社の報道。

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「これ、どういうこと?今、オフィスでデスクの上の水が揺れてるんだけど。同僚もみんな屋外に避難したよ」―地震発生直後に中国版ツイッターには早速、こんなつぶやきが見られた。一夜明けた現在でも、中国版ツイッターには「♯北京地震♯」のハッシュタグ(特定のトピックを示す文言)をつけたつぶやきが多く投稿されている。

地震はあまりないと言われている中国。しかし、北京市地震局観測予報センターによると、北京市でも1年に数回は体感できる程度の地震は発生しており、4年に1回はマグニチュード3.0〜4.0程度の地震が観測されている。今回の地震も正常な地震活動の範囲であるとも発表している。

しかし、中国版ツイッターには少し過敏な反応も。「M1.8?日本では毎日発生している程度の地震かもしれないけど、死ぬほど怖かった」「今やあちこち天災だらけなのに、北京でも地震なんていうことになったら…考えたくもない」「家に帰ろう、家が一番だよ」などのつぶやきが散見された。

この“過剰反応”は震源が首都だったからということも理由の一つかもしれない。「こんな小さな地震でもツイッター上で大きな反響があった。やはり北京には全国最高の人材が集まっているから。もし何かあれば、それは国家全体の損失だよ」「北京だと、こんな小さな地震が大ニュースとして扱われるの?地方の小都市でもっと大きな地震があっても、どこも報道してなかったけど?!首都の住民の命は、そんなにお金になるんだね!」そんな意見が挙がっていた。(翻訳・編集/愛玉)

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