世界人口、今月にも70億人に=25年には80億人、今世紀末には100億人超の予想―国連

Record China    2011年10月20日(木) 1時48分

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16日、世界の人口が今月中に70億人の大台を突破することが分かった。国連は、世界の人口が今世紀中頃までに約20億人増加すると予想しているが、大部分が貧困地区での増加によるもののため、飢餓や貧困、環境問題が一層深刻さを増す可能性がある。写真は上海市。

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2011年10月16日、世界の人口が今月中にも70億人の大台を突破することが分かった。国連は、世界の人口が今世紀中頃までに約20億人増加すると予想しているが、その大部分が貧困地区での増加によるもののため、飢餓や貧困、環境問題が一層深刻さを増す可能性がある。英紙デイリー・メールの報道を、18日付で新快報が伝えた。

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世界の人口は現在、1940年代の約3倍に増加している。国連のデータによると、世界の人口は今月中に70億人の大台を突破する見込みで、70億人目はアジア・太平洋地区のいずれかの国で誕生すると予想している。

また、人口問題の専門家は、世界の人口が2025年には80億人を突破し、今世紀末には100億人の大台を超えると推計している。人口は先進国では安定しているが、発展途上国、特にアフリカ諸国やインドで急増する見通しだ。

人口の増加に伴い、土地や水、エネルギーなど限りある地球資源をより多くの人で共有しなければならないだけでなく、増加速度をこのまま抑制できなければ地球の生態系が崩れ、人類滅亡の危機に瀕する可能性さえあるという。

米ハーバード大学の経済・人口統計学のデビッド・ブルーム教授は「多くの発展途上国で食糧や住居、エネルギーなどの供給が問題となっている。人口の増加は健康や安全、経済に影響を及ぼす」と警告している。

現在、世界最大の人口を擁する中国の人口は2033年前後にピークを迎え、15億人を突破すると予測されている。また、インドの人口は現在の割合で増加し続けると2025年には中国を抜き、世界最大の人口を持つ国家となるという。(翻訳・編集/HA)

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