Record China 2011年10月23日(日) 8時13分
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20日、米メディアは、中国の富裕家庭の子どもたちが米国の学校の私利をむさぼる道具にされていると報じた。写真は6月、瀋陽の留学仲介業者が開催した米国留学フォーラム。
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2011年10月20日、ブルームバーグは、中国の富裕家庭の子どもたちが米国の学校の私利をむさぼる道具にされていると報じた。21日付で新華網が伝えた。
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2009年、中国東北部に住む王冠(ワン・グワン)さん(19)の両親は仲介料として4700ドル(約36万円)を業者に支払い、王さんを米国・コネチカット州の“一流”寄宿学校に入学させた。業者は入学案内の際、「学費は年間5万2000ドル(約398万円)、155人いる寄宿生のうち中国人学生は20人のみ」と説明した。
だが、入ってみたら実情は全く違う。王さんによれば、寮には中国人学生ばかりで英語を話す機会はない。学校自体も“一流”とは程遠く、米国人学生は教科書も出さずに机に伏して寝ている始末。大学進学適性試験(SAT)の点数も全国平均以下で2005年以降の大学進学者はわずか1人だけ。
校長によれば、米国人学生のうち半分は注意欠陥障害(ADD)や自閉症などを抱えている。昨年は約40人の寄宿生が中国人だったという。王さんは「ここでは真の米国教育は受けられません。とても残念です」と言い残し、間もなく同州の別の中国人学生が少ない高校に転校した。
不況の影響で米国では寄宿制の高校に入学する金持ちの生徒が減少。そのため、多くの学校が生き残りのため、こうした口八丁の業者に頼る形で中国の富裕家庭から金をむしり取っている。背景には子どもに米国の学位を取らせたいという切実な親心がある。
米国土安全保障省によると、米国の私立高校に入学する中国人学生の数は2005〜2006年の65人から、2010〜2011年は6725人と100倍以上に増えた。韓国に代わり、米国の寄宿学校の外国人学生の中で最多を占める。だが、王さんのように半ば騙された形で入学するケースも後を絶たないという。(翻訳・編集/NN)
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