Record China 2011年10月24日(月) 16時11分
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23日、リビア国民評議会は同国の全土解放宣言を行った。これまでリビアと友好的な関係を保持し、カダフィ大佐を「中国人民の古き友人」と形容する向きもあった中国での反応を、中国版ツイッターから探った。写真はカダフィ大佐(11年3月撮影)。
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2011年10月23日、リビア国民評議会は同国の全土解放宣言を行った。40年以上にわたって続いたカダフィ政権に続き、新政権の誕生が待たれている中、これまでリビアと友好的な関係を保持し、カダフィ大佐を「中国人民の古き友人」と形容する向きもあった中国での反応を、中国版ツイッターから探った。
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独裁政権崩壊の象徴であるカダフィの死を手放しに喜ぶ声はあまり見られなかった。多くの人が一歩距離を置いて、冷静に受け止めているようである。歴代の名だたる独裁者を引合いに出し、皮肉ったり笑い話にしたりしているつぶやきが多く見られたのも特徴的だった。
以下がその代表的な声。
■皮肉なつぶやき
「世界三大希少種は『パンダ』『キンシコウ』『中国人民の古き友人』―中国の古き友人がまた1人散った(専門家はあわてて“古き友人”関係を否定しているけどね)。これまでカダフィ同様に去っていった友人たち:金日成、ポルポト、チャウシェスク、マルコス、ムバラク、フセイン…次は金正日か」。
「カダフィは中国の友人じゃないって政府関係者が言ってるみたいよ、北朝鮮は(これを聞いて)どう思うだろうね?」
■カダフィの最期に疑問
「カダフィの死は西側諸国がお膳立てしたもの。ビン・ラディンの時と同じだけど、公正な審判を経ずに処刑してしまった。もしもカダフィを審判にかければ、西側諸国の数々の罪状を告発するかもしれないし、リビアの社会情勢にも影響するかもしれない、それを恐れてのことだろう。卑怯な手段だ」。
「カダフィの最期を取り巻く状況に鑑みれば、カダフィの命を奪った人々自身もカダフィと何ら違いはないように思えるね」。
「カダフィの悲劇からわかることは、彼はリビア国民に背かれたのではなく、西側諸国の機嫌を損ねたがために死んだということだ」。
「カダフィしかり、ビン・ラディンしかり。欧米諸国と何らかの関係があった人物、あるいは欧米諸国の気に食わない人物はこうなるんだね」。
■リビアの今後に懸念
「カダフィが去って、もしかするとこれから、リビア国民の本当の災難が始まるのかもしれない」。
「これは後退では?カダフィは死んだけど、彼は間違っていたのかな?」
(新政権下でイスラム法が重視され、一夫多妻制が復活するとのニュースを受けて)
「カダフィもある意味で国に貢献したようだね。少なくとも女性の権利を守ったのだからね」。
「これは進歩?それとも後退?」
「ははあ、カダフィは男性がたくさんの妻を娶ることを禁じたんだ!やっと(政権崩壊した)理由がわかったよ!」
以下のようなつぶやきも見られた。これは無邪気な発言なのか、果たして皮肉が込められているのか?
「今朝(24日)、国営テレビ(中国中央電視台)がこんな風にカダフィ政権を非難していたよ。1)独裁専制、2)国家の収入源独占、石油資源による利益の分配が不公平、3)経済改革に失敗して貧富の格差拡大、4)民主化を叫ぶ人物を非合法に叩いた」。(翻訳・編集/愛玉)
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