2011年10月28日、中国のネットショップで乾燥させた「ヒトの胎盤」が堂々と売られていることが分かった。中国当局は胎盤の売買を禁じており、違法性が疑われている。中国広播網が伝えた。

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記事によると、中国のショッピングサイトをのぞくと、「新鮮なヒトの胎盤が1つ150元（約1700円）！」などの謳い文句が堂々と飛び交っている。さらに探していくと、胎盤を粉末状にしたもの、それをカプセルに詰めたものなども売られている。

漢方の世界で胎盤は「紫河車（シカシャ）」と呼ばれ、女性ホルモンを豊富に含み、強壮効果がある。中国では古くから不老長寿の薬として人気が高い。では、ネットショップで売られている胎盤はどこから供給されているのか？オーナーたちに聞いてみると、「正規の病院で廃棄されたもの。品質は保証する」とのこと。

「間違いなくヒトの胎盤。新鮮な物を乾燥させている。高温消毒もしている」というが、北京婦産医院産科主任医師の于松（ユー・ソン）氏は「妊婦が何らかの病気にかかっていた場合、感染の危険がある」と指摘する。だが、そんなことはお構いないとばかりに、購入する人はかなり多いそうだ。（翻訳・編集/NN）