中国の鉄道建設、資金難で90%超が工事停止に=「安全確認の強化」が拍車―SP華字紙

Record China    2011年10月31日(月) 11時22分

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30日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国の鉄道建設プロジェクト、9割で建設停止に=未払い給与支払いを求める争議が多発」を掲載した。写真は石家庄市の鉄道建設現場。

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2011年10月30日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国の鉄道建設プロジェクト、9割で建設停止に=未払い給与支払いを求める争議が多発」を掲載した。

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先日、中国工程院院士、中国中鉄トンネル集団副総エンジニアの王夢恕(ワン・モンシュー)氏は京華時報の取材に答え、建設が一時停止となった路線が1万キロ以上、全体の90%超に達することを認めた。その主な原因は資金不足だという。

2009年以来、鉄道建設は中国固定資産投資の重要項目で、昨年の投資額は8340億元(約9兆9400億円)に達した。しかし7月23日の温州高速鉄道事故の後、鉄道事業の先行きに不透明感が広がり、資金調達が困難になった。また金融引き締め政策により銀行融資も困難になったことが事態の悪化に拍車をかけた。

中国鉄道部は国の保証を得た鉄道債の発行を始めたが焼け石に水。王副総エンジニアは国が4000億元(約4兆7700億円)を拠出しなければ、プロジェクトの正常な再開は見込めないと話している。

また、安全確認が強化されたことも工事停止につながっていると見られるが、関係者は建設途中で工事をストップすれば、安全品質はむしろ悪化すると懸念している。(翻訳・編集/KT)

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