福岡一家4人殺害、死刑確定の中国人被告が「判決は当然、受け入れる」―中国メディア

Record China    2011年11月4日(金) 11時47分

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2日、福岡県福岡市で2003年6月、衣料品販売業の松本真二郎さん(当時41歳)の一家4人を殺害した罪で死刑判決が確定した中国人元専門学校生の魏巍被告が「判決は当然だ」と法廷で話していたことが分かった。写真は福岡。

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2011年11月2日、福岡県福岡市で2003年6月、衣料品販売業の松本真二郎さん(当時41歳)の一家4人を殺害した罪で死刑判決が確定した中国人元専門学校生の魏巍(ウェイ・ウェイ)被告が「判決は当然だ」と法廷で話していたことが分かった。中国新聞網が伝えた。

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1、2審で死刑判決を受けていた魏被告は9月、最高裁での上告審弁論で弁護士を通じて死刑回避を求めていたが、10月20日の上告審判決で白木勇裁判長は魏被告の上告を棄却する判決を言い渡した。魏被告はこの判決について、「このような重大事件を起こしたのだから、判決は当然だと思う。私自身も望んでいたことだ」と受け入れる姿勢を示した。

魏被告は中国人の共犯2人と松本さん宅に強盗目的で押し入り、松本さんと妻の千加さん(同40歳)、長男の海君(同11歳)、長女のひなさん(同8歳)を殺害、現金3万7000円を奪った。共犯の楊寧(ヤン・ニン)と王亮(ワン・リアン)の2人は事件後すぐに帰国したが、中国で逮捕された。楊は死刑判決を受け2005年7月に執行、王は無期懲役の判決を受けた。

法廷に立った魏被告は流ちょうな日本語で、「魔が差した。当時は日本語があまり話せず、孤独だった。中国の友人との付き合いが孤独を埋めてくれた。友人への忠義が何より大事だった。友人が言うことは何でも聞かなければと思った」などと動機について供述。被害者4人に対しては「申し訳なかったとしか言えない。どんな罰を受けても文句は言えないと思う」と話した。

なお、日本で収監されている中国人死刑囚は現在5人。99年に川崎市内のマンションで中国人3人を殺害し、強盗殺人罪などに問われた陳徳通(チェン・ダートン)死刑囚(41)が2009年7月に在日中国人として初めて死刑執行されている。(翻訳・編集/NN)

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