Record China 2011年11月5日(土) 20時6分
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10月31日、米紙は中国における腐敗防止強化が高級品の売り上げに影響するとの見方を示した。写真は上海のグッチ専門店。
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2011年10月31日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「ぜいたく品が中国で直面する新たなリスク」と題した記事を掲載し、中国における腐敗防止強化が高級品の売り上げに影響するとの見方を示した。3日付で新華社通信が伝えた。
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世界の汚職や腐敗を監視する非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルが発表した10年度の腐敗認識指数(CPI=Corruption Perceptions Index)で、中国の清廉度は178カ国中78位で、コロンビアなどと同程度だった。
中国では、高級品が賄賂に利用されたり、非合法的な収入を利用して購入される高級品もかなり多いと推定される。こうした状況から考えると、中国における高級品の売り上げ急増は、腐敗の恩恵を受けているとも言える。
一方、中国政府は今年5月、腐敗防止強化策の一環として、賄賂として頻繁に利用されるショッピングカードなどの制限策を打ち出した。額面1000元(約1万2000円)以上のショッピングカードを購入者と使用者の実名登録制とし、1枚当たりの額面金額の上限を5000元(約6万円)までとした。
アジアを拠点とする独立系投資銀行CLSAグループの消費業界の専門家は「デパートの売上高の約20%をショッピングカードが占めている」と推定しており、政府の腐敗防止強化策は高級品の売り上げに一定の影響を及ぼすだろうと指摘している。(翻訳・編集/HA)
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