Record China 2011年11月9日(水) 11時59分
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3日、アジア太平洋政治経済調査研究センターの蔡成平理事長が「日本を鏡にして考える『富のひけらかし』」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は東京・銀座の高級ブランドショップ。
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2011年11月3日、アジア太平洋政治経済調査研究センターの蔡成平(ツァイ・チョンピン)理事長が「日本を鏡にして考える『富のひけらかし』」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。
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東京・銀座ではブランド物を買い漁る中国人観光客の姿があちこちで見られる。「安い、安い」と言いながら買っていく彼らの姿に舌を巻く日本人。「チャイナマネー」の存在感は増す一方だが、日本人は彼らを尊敬のまなざしでは見ていない。かえって反感を覚えている。
日本人も1980年代はこうした「下品な成金」だった。中国人にとってはいわば「先輩」だ。だが、日本では金があるだけでは尊敬を得られない。日本社会で尊敬の的になるのは松下幸之助氏や盛田昭夫氏、稲盛和夫氏のように「贅沢をせず、金持ちぶらない」人たちだ。
島国・日本は高度に均質化された中流社会のため、「富をひけらかす」行為は受け入れられない。また、日本の「恥の文化」の中で、無駄遣いは決して許されない恥ずべき行為なのである。
一方、中国社会に現れた巨万の富は大半が「縁故資本主義」によるもの。権力やコネを持つ者が大金をつかむという図式になっている。こうした手段で得た富をひけらかすことは社会の不公平感を増長させるだけ。「富める者から奪い貧者に分け与える」ことこそ、社会が求めていることだろう。
法律がきちんと整備され、素晴らしい人格を備えたリーダーがいる国で健康なのに真面目に働かず貧しい生活を送ることは恥ずべきことだが、法律が整備されておらず、素晴らしいリーダーもいない国で、富と権勢を誇ることもまた大いに恥ずべきことだと孔子先生もおっしゃっていたではないか。(翻訳・編集/NN)
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