2011年11月10日、大手自動車メーカー、北京汽車はこのほど、イタリア・トリノにデザイン事務所を開設したと発表した。自主ブランド車の研究開発を強化するためだという。中国の各メディアが伝えた。

北汽股フェン汽車工程研究院によれば、トリノ事務所ではイタリアの豊富なデザインリソースを活用し、自主ブランド車の設計から試作車両の製造までを行う。現在はデザイナーなど数人が駐在しているが、今後は積極的に現地の優秀な人材を確保し、1−2年後には一定規模の設計開発センターとして自主ブランド車事業の根幹を担うと期待される。

同社は米GM傘下のサーブ（SAAB）から買収した生産技術を自主ブランド車の生産に活用しているほか、傘下の部品製造子会社を通じて多くの大手海外部品メーカーと提携し、自主ブランド車の品質強化に努めている。（翻訳・編集/JX）