中国は単に先進国に追い付こうとしているだけ、脅威でもなんでもない―米メディア

Record China    2011年11月12日(土) 5時6分

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5日、米メディアは「経済超大国の台頭:中国は何を追い求めている?」と題した記事で、中国は将来、第2次大戦後の米国のような世界の超大国にはならないと論じた。写真は4月、安徽省の高速鉄道の建設現場。

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2011年11月5日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは「経済超大国の台頭:中国は何を追い求めている?」と題した記事を掲載した。9日付で環球時報が伝えた。

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中国の経済成長と国際舞台における影響力の拡大が世界を不安にさせている。だが、中国は本当に米国が主導する第2次大戦後の国際秩序を覆したいと思っているのか?もしそうだとしたら、それは成功するのだろうか?

文字が読めない農民から若いエンジニアまで、中国の庶民に対する印象は「友好的」だ。彼らはなぜ外国人が中国を敵視するのか分からない。世界最多の人口、世界第2位の経済大国ということは分かっている。だが、その一方で1人あたりの平均収入は米国の10分の1で、まだ多くの部分で発展途上だということもはっきり認識している。

中国はただシンプルに「強大」「安全」「尊厳」を追い求めているだけだ。外国人に脅威と思われたくないため、懸命に「中国の成功は世界中の人々にとってウィンウィンだ」と訴えている。それなのに、中国はとても孤独だ。

ジョージタウン大学の中国問題専門家、デイヴィッド・シャンボー教授は「中国外交は自分たちの費用対効果しか考えておらず、地球全体の利益は考えていない。非常に利己主義の国だ」と指摘。その結果、米国には同盟国がたくさんあるが、中国にはないという事態に陥っているのだという。

だが、ワシントンのシンクタンク、ピーターソン国際経済研究所の研究員は「中国の対外投資は政治的な動機があると批判されているが、純粋な商業行為だと思う」と述べ、いわゆる「中国脅威論」に反論。ニューヨークのコンサルティング会社、ローディアム・グループの研究員も「中国は技術、人材、ブランドなどすべてが外国より劣っている。彼らは今、懸命に追い付こうとしているだけだ」との見方を示す。

また、カーネギー国際平和財団のマイケル.D.スウェイン研究員は「西側の民主国家が一定の強さと繁栄を保っていれば、中国が世界を牛耳るまでの力を持つことはない」とした上で、「将来、中国が第2次大戦後の米国のような世界の超大国になることはない」と断言した。(翻訳・編集/NN)

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