2011年11月10日、中国商務部流通産業促進センターと中国食品土畜（特産・畜産物）進出口（輸出入）商会が共同主催した中国肉業博覧会が北京で開催された。同時に行われたフォーラムで、中国国内の市場で外国産豚肉がシェアを大幅に拡大させており、中国企業はそうした状況への対応を積極的に行う必要があると専門家が注意を促した。11日付で京華時報が伝えた。

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商務部の報告書によれば、今年1−9月に中国が輸入した豚肉およびその製品は前年同期比44．6％増の87万トン。特に9月の輸入高は14万2000トンで単月あたり過去最大となった。輸入元国では米国、デンマーク、カナダが上位3カ国で、米国からの輸入高と金額の伸び率はいずれも700％を超えた。

一方、中国産豚肉の輸出高は減少している。国内の食肉生産企業の不祥事報道も加わり、消費者の信頼低下につながっている。国内取引を活発化させる目的で、B2BやB2Cの電子商取引による経営モデルを促進する動きが出ている。（翻訳・編集/岡田）