人民網日本語版 2018年1月24日(水) 0時10分
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「中国で最も寒い街」と言われる大興安嶺地区呼中区では、トタン板の上に卵を割ると瞬時に「氷たまご」が出来上がり、インスタントラーメンを箸でつまみ上げれば、麺はたちまち「つらら」になってしまうのだという。
マイナス40度の世界とはどのような感覚だろうか。黒竜江省は数日前から「極寒」の天気に見舞われており、多くの地域では気温がマイナス40度を下回っている。「中国で最も寒い街」と言われる大興安嶺地区呼中区では、トタン板の上に卵を割ると瞬時に「氷たまご」が出来上がり、インスタントラーメンを箸でつまみ上げれば、麺はたちまち「つらら」になってしまうのだという。新華社が伝えた。
中国領土の東北端にある大興安嶺地区は、高緯度と厳しい寒さで有名だ。何もかもすべてが凍り付く寒さと言われているように、現地では最近「寒さ比べ」が始まっており、漠河や呼中などの地区ではがそれぞれ本格的に「凍り付く」極寒現象を披露している。
漠河の厳しい寒さは、「最北」と「氷霧」が特徴だ。同地は、中国国内で緯度が最高で気温が最低の県となり、「中国の北極」と呼ばれており、その年平均気温はマイナス5.5℃前後。21日午前8時、漠河は今冬最低となるマイナス41.5℃を記録、町全体が氷霧に包まれ、異様な光景となり、最大可視度は50メートルを下回った。街を走る車はスピードを落として徐行し、外出する人も防寒着で完全武装して出かけていた。
呼中の寒さは「最も厳しい寒さ」と「急冷」を特徴としており、観測史上最低気温マイナス53.2℃という記録があることから、「中国で最も寒い街」と呼ばれている。気象当局の観測データによると、21日午前8時8分、今冬の最低気温マイナス43.7℃に達した。「怠慢」な太陽は、午前9時頃になってようやく、分厚い氷霧の中から顔を出した。そんな太陽とは反対に、この町で暮らす人々は非常に「勤勉」で、早速インスタント麺や卵、紅茶を取り出して「極寒実験」をやり始めた。
南方では高温の天気の中、路面で目玉焼きを作る人がいたが、呼中の住民が作るのは「トタン板で氷たまご」だ。実験を行った王平さんは、卵1個をトタン板の上に割り落としたところ、1分もたたないうちに「氷たまご」が完成した。紅茶を鉄パイプに注ぐと、一瞬で一本の氷の棒に。さらに、インスタントラーメンを箸でつまみ上げると、1分もたたずに「つらら」になってしまった。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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