北朝鮮の政府当局者、「飢えた」軍隊養うため農家から食糧略奪―米華字メディア

Record China    2018年1月24日(水) 10時20分

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22日、北朝鮮の政府当局者は、「飢えた」軍隊を養うため、農家を捜索し食糧を奪い取っているという。写真は北朝鮮の農村。

2018年1月22日、米華字メディアの多維新聞によると、北朝鮮の政府当局者は、「飢えた」軍隊を養うため、農家を捜索し食糧を奪い取っているという。

米FOXニュースは「これは金正恩政権と国民との間の緊張の高まりを強調するものだ」とし「数週間前には、軍隊の兵士らが食糧探しのために数カ月の休暇を与えられたと伝えられた」と指摘している。

韓国の北朝鮮情報専門サイト、デイリーNKが消息筋の話として伝えたところによると、政府当局者は白岩郡で、どの家庭がどれくらいの量の食糧を持っているかを把握するため家宅捜索した。さらに農民たちに食糧を提供させるための口実として「米軍が唇を舐めてわれわれを食べる準備をしているこの時に、私たちの軍隊を飢えさせるのか」とまで話したという。この消息筋は「政府が毎年、農民らに軍への食糧を出すよう求めることは珍しいことではない。だが政府当局者が農家を捜索するのは新しい現象だ」と話したという。

北朝鮮では1994年から98年までの間に大飢饉が起こり、死者数は24万人から最大350万人までとさまざまに伝えられている。韓国の国家情報院は計46万人が餓死したという保守的な情報判断をしている。北朝鮮の人口は約2500万人だ。(翻訳・編集/柳川)

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