米国における留学生数でわかる日中両国の経済的実力―米華字紙

Record China    2011年11月23日(水) 11時15分

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21日、米国の大学で学ぶ日本人留学生の数は減少を続け、10年前の半分に。反対に中国人留学生の数は2年連続で1位になっている。写真はハーバード大学。

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2011年11月21日、米国で学ぶ日本人留学生と中国人留学生の数はこの10年間で大きく変動している。米華字紙・僑報は「その背景に浮かび上がるのは、日中両国の経済的実力に生じた微妙な変化だ」と指摘した。中国新聞社が伝えた。

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米国の国際教育協会(IIE)の最新データによると、2010年から2011年の学年度に米国の大学に在籍した日本人留学生の数は前年比でマイナス14.3%と大幅に減少。総人数も10年前の半分にも満たず、各国からの留学生のなかで7位に後退した。2年連続で最多人数を記録した中国人留学生とは対照的だ。経済成長めざましい中国では、米国での高額な留学費用を捻出できる家庭が年々増加。留学は今やブームであり、有名大学から海外へ留学する学生も急増している。かつては米国で最も多かった日本人留学生が中国人留学生の7分の1にまで減った背景には、深刻な少子化傾向と20年に及ぶ日本経済の低迷がある。

日本ではこうした状況について、科学技術分野でトップレベルにある日本が人材不足に陥る可能性があると認識。「将来の日本の国際経済的地位と科学研究能力に影響が出る」と危惧する声もある。米国へ留学する学生が減少することは「米国離れ」につながり、今後の日米同盟が脆弱になる恐れも。留学生数の変化は日本の世界的地位の変化を表すものと言えよう。(翻訳・編集/本郷)

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