「日本での苦労生活」をネットで披露する中国人留学生、“カッコいい”と一躍カリスマに―華字紙

Record China    2011年11月23日(水) 19時26分

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21日、「富のひけらかし」が社会問題となっている中国で、「日本での苦労生活」をネット上で披露した中国人留学生が若者の間でカリスマ的な存在となっている。

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2011年11月21日、「富のひけらかし」が社会問題となっている中国で、「日本での苦労生活」をネット上で披露した中国人留学生が若者の間でカリスマ的な存在となっている。華字紙・日本新華僑報が伝えた。

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「[火玄]苦哥」(苦労をひけらかすアニキ)と呼ばれ、中国の若者の間でカリスマ的な人気を博しているのは在日中国人留学生の左揚民(ズオ・ヤンミン)さん(24)。中国の人気ソーシャルメディア「人人網」で働きすぎてボロボロになった指先や疲れ切ってやつれた顔、真っ暗な冬の早朝にたたずむ山のように新聞を積んだ自転車など、「苦労生活」を物語る写真を公開した。

すると、「80後」「90後」と呼ばれる80〜90年代生まれの若者たちの間で「カッコいい!富をひけらかすなんてもう古い。これからは苦労をひけらかすのがオシャレだ」と話題に。温室育ちの「一人っ子」世代である彼らにとって、それは想像を絶する世界だったようだ。

だが、左さん本人は困惑気味。SNSへの投稿は「金持ちが増えたとはいえ、今でも自分みたいな一般家庭出身の留学生が主流だと伝えたかっただけ。それに親のすねをかじることしか考えていない子どもたちに自立の大切さを訴えたかった」と話す。

80〜90年代の中国がまだ今ほど豊かではない時代、自力で学費を稼ぎながら生活しなければならない留学生たちはみな学業とアルバイトの両立に必死だった。だが、今は親の仕送りでぬくぬくとした留学生活を送る若者も少なくない。

この「[火玄]苦哥ブーム」は豊かな時代に育った苦労知らずの現代の若者の姿を浮き彫りにしているともいえる。同世代の左さんが異国の地でたくましく生きる姿は彼らにどんな啓示を与えるだろうか。(翻訳・編集/NN)

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