航空便欠航の成田空港で中国人客が逮捕騒ぎ、中国大使館「LCC利用で過剰な権利要求は避けよ」

Record China    2018年1月27日(土) 19時0分

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26日、在日中国大使館の公式サイトは、成田空港で航空便の欠航によって生じたトラブルで中国人の男が逮捕された件について「格安航空会社利用時のアクシデントには冷静な対処を」と呼び掛けた。写真は成田空港。

2018年1月26日、在日中国大使館の公式サイトは、成田空港で航空便の欠航によって生じたトラブルで中国人の男が逮捕された件について「格安航空会社(LCC)利用時のアクシデントには冷静に対処を」と呼び掛けた。

24日夜、成田空港発上海浦東行きのジェットスター航空35便が雪のために欠航となった。同大使館は「乗客180人のうち、自ら空港を離れた日本人客5人を除く中国人客175人は搭乗エリアにとどまっていたが、エリアが規定により午後11時に閉鎖されるという中国語の説明がないまま航空会社から退去を求められ、航空会社によるその後の手配が得られなかった」と当時の状況を説明している。

また「中国大使館は連絡を受けて直ちに緊急介入し、協議を行った結果、一部の乗客は航空会社の案内により付近のホテルに移動したが、100人余りの乗客が搭乗口付近にとどまり続けた。その間1人がスタッフともみ合いになり、成田空港の警察官がこの乗客を連行した。中国大使館の職員は弁護士とともに成田空港に入り空港当局と航空会社と繰り返し協議を実施、航空会社が乗客に食事の補償と振替便の手配を行うとの約束を取り付け、乗客は26日早朝に無事上海へ戻った」と伝えた。

そのうえで「LCCは低コストによる運営が行われており、事前に乗客との間で免責に関する合意を取り交わしている。コスト面での原因に加え、輸送力、人力に限りがあることから、その場で便の変更ができない、食事や宿泊の手配に関する責任を負わないという状況が常に発生しうる。チケットを購入時に合意事項を細かくチェックするとともに、アクシデント発生時には冷静に対応することで、過剰な権利の要求を防ぐとともに不要な法的トラブルを避けるようにしてほしい」と呼び掛けた。(翻訳・編集/川尻

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