Record China 2011年11月25日(金) 8時0分
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20日、中国で美白化粧品の売り上げが伸びている。写真は初めて化粧をしてもらう河南省からの出稼ぎ女性。
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2011年11月20日、インド紙エコノミック・タイムズに「美白に魅せられた中国人消費者が化粧品会社を潤す」と題した記事が掲載された。23日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。
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欧米では健康的に日焼けした褐色の肌が若さや美しさを象徴するが、中国では白い肌は女性の魅力を映し出す特徴とされる。この根深い観念が美白業界のビジネスを支えている。中国では白く美しい顔がドラマやCMを席巻している。
「美白」の追求はアジアで長い歴史を持ち、中国の古代までさかのぼることができる。「よく『色の白さは七難隠す』というが、この概念は何世代にも渡って伝えられてきている」と中華全国工商連合会・美容化粧品業商会の李彦冰(リー・イエンビン)副秘書長は言う。「白い肌への憧れは時間の経過と共に消え失せるようなものではない。白い肌は高貴さと上流階級の象徴だった。中国南部やアジア南部では特にそうだ。南方は日差しが強く、室内にずっといられるのは上流階級だけで、農民は田んぼで日光に焼かれなければならなかったからだ」と分析する。この傾向は現代も続いている。
米市場調査会社ニールセンの中国担当者プレストン氏によれば、美白化粧品は中国の化粧品業界の中心商品で、およそ30%を占める。英市場調査会社ユーロモニターは、中国の美白化粧品市場はまだ成長するとみている。専門家によれば、中国人男性も自身の外見やスキンケア商品に注目し始めているという。前出のプレストン氏によれば、時代の変化と共に中国の男性基礎化粧品分野も成長段階に入っており、急速な伸びを見せ全基礎化粧品市場の8%を占めるまでになっている。(翻訳・編集/渡邊英子)
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